まだ名付けられていない旅

数学・小説創作・英語・運動――50代からの学びと暮らしの記録

南国の森で脱水寸前:ブキ・ティマからマクリッチへ

前回はこちら↓ 今回はこの続きです。

journey-without-name.hatenablog.jp

シンガポールの話ばかりでもういいよと思ってしまう方々がいるかもしれませんが、私の思い出の記録になります(開き直りw)

前回はシンガポール最高峰のブキ・ティマ山頂を踏破した私ですが、その後、ちょっとした冒険心がムラムラと・・・

そのまま「マクリッチ水源地」まで踏破することにしました。

まずはブキティマ山頂から一旦降りてきて、Beauty World Centerで昼食をとります。そこから話は再開です。

Beatuty World Centerにもフードコート(ホーカー)があったので、ここで昼食。

おそらく,ほとんど観光客がいないエリアだと思います。

食べたのはチキンライス。

全然期待してなかったけど、普通に美味しかったです。

以前、マリーナ・ベイ・サンズの地下のホーカーで食べたチキンライスは、冷たくて全然美味しくなかった。それに比べたら今回の方が断然美味い。

観光地が集まるホーカーより、地元民が集まるホーカーの方がいいかもね。

だけど、会計の時 Roastedのチキンライスは$4.5だとおばちゃんが言い張ってきた。

Roasted/Steamed で $3.5/$4.5と書いてあったら、普通Roastedが$3.5と思うだろ!と突っ込みたくなった。

でも確かに料金表を見た時から、「Roastedの方が安い?普通逆じゃね?」と思っていたので、私の直感はむしろ正しかったとも言えます。

なので、まぁいいか。おつりをもらうつもりで$4払ったけど、逆に50セント硬貨を追加で払った。多めに払ったとしても所詮$1。その程度の金額で、大のオトナがあーだこーだ言うのもカッコ悪いしね。

騙されたのかどうかは分かりません。メニューで曖昧なところは、最初から確認した方が良さそうです。

こんな感じで、外と繋がっていてオープンスペース。

シンガポールはこういうところが多いですね。雰囲気が好きです。

1Fがスーパーだったので、ミネラルウォータを2本ゲット。

マクリッチ水源地まで9km程度なので、この2本あれば大丈夫だろうと算段。1本をサーモスの保冷ボトルに入れて、のこり一本はそのままペットボトルで。

さらに虫除けクリームも購入。

スプレー缶もあったけど、帰りの飛行機に持ち込めるかどうか分からないので、液体クリームにした。

これを太ももとふくらはぎなど脚全体に塗りまくった。

そして、腕と首周りも。

さて、Beauty World Centerで準備万端にして、再びブキ・ティマ自然保護区に向かって歩道橋を渡っていく。

雨の予報だったけど、幸い晴れてました。

シンガポールは、急にスコールのような雨が降ったと思ったら,急にカラッと晴れたりするので、天気予報は全然アテにならないというけど、本当にそのとおり。

ひたすら森の中を歩いていきます。

途中で、悪天候のため落雷や木の枝が落ちてくることがあるのでご注意をという看板を発見。

確かに天気の急変は起こりうるけど、こんなところで雷がゴロゴロなっても隠れるとこもないし、どうしようもない。

そして、奇妙な木の実を見つけた。

幹から直接なってるし。日本でいれば、サルナシの実に似てるかも?

だけど、木の実だって危ないから、手を触れないようにした。

そして、いくぞーと思った矢先。

ブキ・ティマ自然保護区はここで終わり(?)。

反対側の入り口に出てしまったらしい。ここから一般道を通って、マクリッチ水源地の散策路入り口まで歩く。

写真で見ると普通の道路にみえるけど、周囲は軍関係の施設があって、フェンスとバラ線で囲まれたところがすぐ道路脇にあった。

そこには大きく「写真撮影禁止」と注意書きが掲げられていた。

もし撮影したものなら、悪くすればスパイ容疑で逮捕されかねない。

さすがにシンガポールだからそこまではないと思うけど、これがもし中国だったらかなりヤバいよね。

なので、撮影はしてません。

結構この辺は緊張感があって、どこからともなく監視されているような気分になった。

歩いていて気持ちのいいものではなかったです。

そしてこの道路をまっすぐいくと、行き止まりになった。左側に見える車道はそのまま軍の施設の入り口に繋がってました。

だけど、歩道の方はそのままマクリッチ水源地の入り口になっており、ハイキングの際の注意事項が表示されていた。

ふぅ・・・やっと到達したか。

さ、気を取り直して入っていきましょうか。

だけど、この辺りでペットボトルの水を1本飲み干していた。

残りは保冷ボトルに入れてある1本のみ。

まだゴール地点まで遠いけど、間に合うだろうか・・・・

という一抹の不安が

入っていくと、なんとも酷いぬかるみが続いていた。

雨水が流れて川のようになっていて、ドロドロだった。

昨日1日雨だったので、そのせいでしょうね。

しかも、周囲の森は鬱蒼として、ジャングルのようになってきた。

普通のランニングシューズを履いていたので、水を簡単に吸ってしまう。

ぬかるみを歩いていたら、徐々に浸透して靴の中が湿り気を帯びてきた。

まずい・・・

さすがにつらくなってきた・・・

写真ではあまりよくわからないかもしれないけど,それなりの上り坂。

気温も高いし湿度も高い。こんな中でも、ひたすら前に進まないといけない。

ここまできて後戻りはできない。

靴の中にまで泥が浸透して、びしょびしょになっていた

気持ち悪いし歩きづらい。

大きな水たまりが行く手を遮っていたときには、気持ちが萎えた。

保冷ボトルに入れた水も消費が激しくなり、どんどん減っていく・・・

そして、少し道がマシになったかなと思った時、森の中に人工的な構造物を発見。

見晴台です。

階段を登って行ったけど、この時初めて何人かのハイカーを見かけた。

そうか、ここは普通のハイキングコースだ。

今まで歩いてきた道がひどかったので、ただのハイキングコースに過ぎないことを忘れていた。

上からの眺めは良かったけど、日差しを遮るものが何もない。

暑い暑い!

一段下に降りて日陰で一休みした。

別のハイカーも1つ下のところで休んでいた。

ここでまた水を飲んだけど、もう残り1/3しかない。

さらに歩いて行くと、水源地のほとりに到着。普通の湖。

ここがシンガポールの水源になっているらしい。

ここで記念撮影。

こんな写真を撮ってるので、この時はまだ気持ちの余裕があった。

ふむ、本当に何も手付かずの湖でした。

ちょうどこの辺りで、保冷ボトルの水をすべて飲み干してしまった。

もう水がない。

少し焦り始める。早くコンビニかどこか購入できるところに行かないと。

先を急ぐ。

次第に整備された道になってきたので、それだけが救いだったけど

ここからが辛い行軍となった。

もう体が完全に脱水状態。このまま水を飲まなかったら、1時間と持たないだろう。

ヤバい・・・

濡れた靴の中も不快だったけど、それ以上に喉の渇きの方が深刻になっていた。

そうして歩いていくと、またジャングルのような風景になって萎える。

もう・・・ジャングルは勘弁してくれ。

水だ水・・・

 

ここからしばらく歩くと、綺麗な湖沿いの遊歩道になったんですが

うわの空・・・

とにかく水を確保したいという一心で、重い足を引き摺りながら歩く。

そのうち、ふくらはぎの何箇所か違和感を感じたので、見ると白い水ぶくれのようなものが見えた。

蚊に刺されたか・・・

湖沿いだからね。当然蚊がいるだろう。虫除けを塗ったけど、万能じゃない。汗で少し流れたかもしれないし。

デング熱に感染しなきゃいいけど

靴の中は外から浸透してきた泥でぐちゃぐちゃになって気持ち悪い。

もう写真を撮る余裕なし。

結局、1時間くらい歩いてやっとゴール地点(マクリッチ水源地のハイキングコースのスタート地点)に到着。

そして・・・

おお!念願の水が自販機で売ってました!!

ホットした。

ところが、私のAMEXのクレジットカードを挿入すると、認証のところで大きくバツ印が表示された。

最後の最後でなんやねん!!

 

別のクレジットカードを挿したら、今度は認証OK。

あぶないあぶない・・・もしここでどちらも使えなかったら、脱水でかなり危険な状態に陥っていた。

最近、海外でクレジットカードが使えないことが頻発してるらしい。不正使用防止のため各社が海外での利用に細心の注意を払っているのが原因(おそらくAIが自動でロックをかけてるんだろうけど)。

なので、ひどい時は一切使えなくなる場合もあるらしい(めんどくさ)。

海外へ行く際は、クレジットカードを複数枚持っていくことが必要ですね。一枚しかなくて、それが使えなくなったらアウト。

水を飲んでしばらく休んだのちトイレに入ったら、なんと有料ロッカーがあった。つまり、ここで着替えが出来るんですね。これには驚いた。

実際、奥の方では着替えている人が2人いた。

私もリュックに入れていた着替えを出して、ここで体を拭いて普段着に着替えた。

ふぅ・・・さっぱり!

靴の中は相変わらず気持ち悪いけど、それは仕方ない。

日本でウォーキングした時は、大便用のトイレの個室に入って着替える。今回は広いスペースを使ってゆっくり着替えることができた。

公共のトイレで着替えが出来るスペースがあるだなんて、至れり尽くせりの施設。

これは地元の人だけでなく、観光客にとっても便利です(私のような観光客が他にいるのか怪しいけど)

そして、ここから歩いて近くのMRT駅まで行ったけど、ここに到着する頃にはまた喉が渇いてきた。

さっき飲んだ水では足りなかったのかもしれない。体の芯から脱水してたんでしょう。

さきほど買った水は飲んでしまったけど,もう一本購入したものが残っていた。

ですが、よく知られているようにシンガポールでは公共交通機関で水を飲むと罰金を払わされます。

喉が乾く・・・・

水だ・・・水をくれ・・・

ホテルまで急いで帰って水分補給することにした。

幸いホテルの部屋には給水用の専用蛇口があったので、部屋にさえ戻れば無尽蔵に水が飲めた。

 

いやはや💦

南国の暑さと脱水を甘くみてました。こんな辛いウォーキングは初めて。

ペットボトルを4本くらいリュックに入れていかないとダメだったかもしれません。

 

(追伸)

帰国して2週間経ちますが、体調は至って良好なのでデング熱にはかかってないようです。